一人で悩まないで 周りのサポートが大切

一人で悩まないで 周りのサポートが大切

打ち明けることの大切さ

私は今回パニック障害を発症して、色々な人に自分の症状を打ち明けた

主人、両親、義理の両親、姉妹、保育園の先生、友人、ママ友など

私はこのことによって精神的にだいぶ前向きになった

自分の事を話すと、不思議と「実は私もパニック障害だった」「これがパニック障害には効果的だったよ」という情報が入ってくる

ある日、周りの人にも言っていこう、と決めた日家のポストにチラシが入っていた

時々行くカフェのオーナーママのプロフィールが載っていて、パニック障害で長い間苦しんでいた、という事が書かれていた

こんな偶然あるのだろうか・・というぐらい驚いた

一人でランチはできない状態だったが、ここなら行けるかも、と直感的に思って向かった

お店に入ると、他にお客さんはいなくて私一人だった

何度か行ったことあるが、オーナーはもちろん私のことなど覚えていない

「あの、チラシ見ました。実は私も最近パニック発症して・・ここなら来れるかもしれないと思い来ました」

と言い始めたら、涙があふれだし止まらなかった

オーナーは心理士もしているため慣れているのか、店に入っていきなり泣き出す私に動揺もせず話を聞いてくれた

ご飯を食べ終えた後、オーナーがパニック障害で苦しんでいた時のこと、どうやって治ったかなど色々聞いた

そこで、一人で抱え込まない事、薬は松葉杖だと思って時々頼っていいこと、気分が良くないときは無理に外出しなくていいこと・・

とても前向きになるアドバイスをもらった

帰りは嘘みたいにいつもの不安感がなくなっていた

医者は確かに知識はあるかもしれないが、実際パニック障害を経験している人は少ない

医者のいう事よりも、実際経験して克服した人の話は心に響く

そしてなによりも自分が前向きになれる

最近では、保育園のママ友に教えてもらったオーガニックのお店のオーナーの女性も、以前パニック障害で苦しんでいたことがわかった

話していくうちに、自分だけじゃないんだ!と思える

そういう気付きはとても大切だ

パニック障害になると、気分が落ち込み外出する回数が減りひきこもりがちになる

そうするとうつ病になりやすくなる

実際、パニック障害とうつ病が併発する人は多くいる

うつ症状が強く出てしまうと、治るまでの時間もより長くなってしまうため何よりも前向きな気持ちでいることが大切だ

その為にも、人にどんどん打ち明けていけばいいと思う

道で突然恐怖感に襲われ、近くにコンビニでがあったなら、発作が起きそうだから休ませて、と言えばいい

ランチをするなら、事前に店員に症状をいってもし起きた時のために先に会計しておけばいい

スーパーにいって探しているものがみつからなくてドキドキするぐらいなら、店員にある場所を聞けばいい

そういう考え方になってから少し気が楽になった

パニック障害は現代病

パニック障害は、今のところ100人のうち約2~3人が発症するといわれている

特に女性の発症率は男性の3倍だ

パニック障害は、発展途上国よりも先進国に患者が多いといわれている

文明の進化とともに、仕事や人間関係が多様化し、ストレスも多くなっていく

女性が働くことが多くなった今、患者数が増えているのも事実だ

ストレスは人の心をむしばみ、その象徴として、うつ病が近年増えてきた

うつ病とパニック障害は密接な関係にあるといわれている

うつ病が原因でパニック障害を発症することもあれば、パニック障害になってうつ病を発症することもある

現代において予備軍も含む潜在的なパニック障害患者は、想像以上のスピードで急増しているのだ

早めに対処して

パニック障害になって思ったのは、予兆があった時に早めに対処しておけば良かったということ

長男を妊娠中、地下鉄で時々息苦しさを感じたが、妊娠してお腹が大きくなってきたからだろうと気に留めなかった

ただ、2人目を出産後明らかにおかしかった

常に体調が悪かったり、やる気が出ない、遊園地で子供が乗れる乗り物のブカブカのシートベルトでさえ窮屈に感じる

時々胸が痛み、一度深夜に救急にかかった

今思えばやはり予兆だったのだ でもその時は産後のホルモンがまだ崩れてるのか、ぐらいにしか思っていなかった

少しでも思い当たるものがあるなら、早めに病院へ行ってほしい

パニック障害は対処が早ければ早いほど治りやすい

近親者にパニック障害の人がいたら

家族、友人にパニック障害の人がいたら、まずパニック障害はどういうものかを知ってほしい

パニック障害の症状である、予期不安や広場恐怖はなかなか理解してもらいにくい

実際、自分自身も何が怖いのかわからないのだ

「神経質になりすぎなんだよ」「もっと楽観的になればいいじゃない」そのような言葉はかけてはいけない

人間の性格はまず変わらない

私も神経質な面があり、今回発症した一因でもあるかなと思っているが、それを楽観的に変えろ、というのは難しい話だ

パニック障害の発作を起こしてまず死ぬことはない

それはわかっているのだが、実際発作が起きるとこのまま意識を失って死んでしまうかもしれない、と思う

そういう時に、周りの人が「パニック発作では絶対死なない!大丈夫」と言ってくれるだけで救われる

パニック発作は時間がたてば自然に収まることが多い

そういう時は一緒にいて、ゆっくり呼吸をすることに導いてあげればいいと思う

 

今日の一枚

スタバはほぼデカフェ対応だから息抜きにはおすすめ

パニック障害になってからデカフェしか飲めなくなったので助かる

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