ちょっと待った!本当にうつ病?隠れ貧血のサインかも

ちょっと待った!本当にうつ病?隠れ貧血のサインかも

隠れ貧血

以前にも述べたが、うつ病・パニック障害に、鉄分不足はかなり深く関係しており、日本女性の8割程は鉄分不足と言っても過言ではない

8割!?そんな多いの?でも血液検査では全部範囲内だし・・

そう思う人も多いだろう 私もその一人だった

実は、私は昨年12月に受けた人間ドックを受けたのだが、血液検査の結果は極めて良好だった

↑これを見てほしい

全て基準値内に収まっている

一般の血液検査で、貧血状態か否かの指標となるのは、ヘモグロビン値であり、私も妊娠時・出産後はヘモグロビン値が低かったため貧血と言われた

今回の人間ドックでヘモグロビン値が高かったため、貧血は解消したと思い込んでいた

パニック障害になってあの本に出会って、「隠れ貧血」という言葉を初めて知った

(あの本とは、「パニック障害と出産の関係」のところで紹介した本なので参考にしてほしい)

まず、隠れ貧血かどうかを知るにはフェリチン値がとても重要になってくる

フェリチン:鉄を貯蔵できるタンパク質のことで、フェリチン値が表すのは、「体内にどれだけ鉄分がストックされているのか」ということである

ヘモグロビンとフェリチンはどう違うのだろうか?

貧血とは、赤血球の中にあるヘモグロビンが不足している状態をいう

ヘモグロビンを作る材料が鉄とタンパク質であることから、それらが不足すると血液中のヘモグロビン値が低下し、赤血球の働きが弱くなるため、酸素不足となり、貧血が起こりやすくなる

一方、フェリチンは、内部に鉄を蓄えることが出来るタンパク質で、肝細胞などを中心として全身に分布している

血液中の鉄分が不足すると、フェリチンに蓄えていた鉄分が放出され、血液中の鉄分量を調節する

ヘモグロビン値が正常であったとしても、フェリチン値が低下していれば、鉄の貯蓄量が減っていることとなり、鉄不足の症状が出る

このような症状を「潜在性鉄欠乏症」といい、一見しただけでは貧血を見逃すことから「隠れ貧血」とも呼ばれる

本より一部抜粋

それは本当にうつ病?

そもそもうつ病とはどのような状態をいうのか?

抑うつ気分・興味または喜びの著しい低下・食欲の増加または減少、体重の増加または減少・不眠または過眠・強い焦燥感

・疲労感または気力が低下する・無価値感、または過剰、不適切な罪責感・思考力や集中力が低下する

・死について繰り返し考える、自殺を計画する

他にもあるが、うつ病によく認められる上記の症状のうち、5つ以上が2週間以上毎日続いた場合、診断基準上はうつ病と診断されることが多い

では一方、鉄分不足にみられる症状としては

集中力の低下・憂鬱な気分・イライラする、キレやすい・記憶力の低下・食欲の低下・めまい・疲れやすい・動悸・頭痛

・のどが詰まる感じ・シミやあざができやすい・髪が抜けやすい・足がむくむ・不眠

などがある

これらを比べると、目に見える症状が現れるのは鉄分不足によるものだが他の部分については、似たものが多い

これらの症状が出た時、やはり心療内科へ行ってみよう、と思う人が多いのだろう

そして、自己申告により判断が難しいものの、多くの人はうつ病と診断される

そして投薬治療が始まるのだ

ちょっと待って!!!貧血が原因のものであれば鉄分不足を解消しないと何も解決しない!

精神薬をずっと飲み続けて、薬のおかげで良くなってきたと勘違いし、減薬・断薬するとまたぶり返す

そしてどんどん薬依存になり抜け出せなくなる

もちろん、本当にうつ病の人もいると思うが、貧血が原因なのにうつ病と診断されている人も多い

血液検査をしてみて

まず、上記のような症状が現れたら貧血も疑ってみることが大事だ

精神科で血液検査を同時に行う、ということはまずしない

今回パニック障害になって、不幸中の幸いだったのは、担当の先生が食事療法にも詳しく貧血が関係しているかも、という助言をしてくれたことだ

ただ症状を聞いて、「パニック障害ですね、あとうつ病もあります 薬だしますね」という医者はかなり多い

私も今の病院にいってなくて、このような医者がいる病院しかなかったら、言われるがまま従っていたと思う

フェリチン値は一般の血液検査項目にはないので、フェリチン値を測れるか確認してから行ったほうが良い

私の場合、近所の個人病院で検査することができた(この件は後日また改めて書こうと思う)

おかしいな、と感じたらぜひ血液検査を!!

今日の一枚

5歳の誕生日プレゼント

5歳だとすぐ飽きちゃうかなーと思いつつ買ってみた

良くできたおもちゃだ

 

パニック障害カテゴリの最新記事