パニック障害を発症したときの気持ち
自分がパニック障害になった、と分かった時の気持ちは一言でいえばお先真っ暗だった
パニック障害は病気とは違うため、薬を飲んだら完治、ということにはならない
完治はしないのか・・と絶望的な気持ちになった
パニック障害においては完治ではなく、徐々に症状が出ないで落ち着いた状態=寛解(かんかい)という言葉が使われる
寛解とは一時的に症状がなくなり、そのままずっと症状が発症しない人もいれば、再発してしまう人もいるようだ
なんともすっきりしないものである
パニック障害を発症してすぐのころは、早く以前の自分に戻りたい、と先生の言われた通りになるべく外出したり電車に乗るトレーニングもした
結果的に症状を悪化させた
焦りは禁物
パニック障害発症して1ヶ月が経ち、仕事も休職し、心身ともに疲れ切った私は必要最低限以外の事はしないことにした
保育園のお迎え、食事の買い物、料理
これらは必ず毎日していたが、それ以外は無理にしないことにした
仕事をどうしても休むことが出来ずパニック障害と闘いながら仕事をしている人も多いと思うが、そういう人こそ早く治さないと!と焦ってしまう
ただ、少し考えてほしい
仕事のストレス・人間関係のストレス・パニック障害のストレス、これら全てに対応できる人はまずいないだろう
パニック症状、うつ症状、不眠などで薬漬けになるのが目に見えている
結果的に薬をやめられず自分を苦しめることになる
もちろん暴露療法といって、発作をわざと起こしそれに体を慣れさせるという荒治療が効いたという人も中にはいると思うが、ほとんどの人は薬に頼ってしまうのが現実である
もし可能であれば仕事から一度離れるというのもいいと思う
だんだん前向きになってくる
発症して5カ月ほど、仕事も休職し、家事くらいしかしていない毎日
食事療法・筋トレはきちんと続けている
発症したての頃は、~しなければ治らないという考え方だった
今は焦らず、マイペースに治療していることもありストレスが減った
ここ最近は~行ってみようかな、~してみようかな、という風にだんだん考えられるようになってきた
パニック障害になった知人も以前全く同じようなことを言っていた
一年ほど自宅に引きこもっていたが、だんだん~したいという気持ちになってきたそうだ
5カ月も経つと、今日は調子いいな、今日は調子良くないな、というのがわかるようになってくる
注意したいのは、抗うつ薬、抗不安薬の量を医者に言われるがままどんどん増やしていくと、薬で症状を抑えているためそういう気持ちの変化がわからないのだ(現在私はジェイゾロフト25mgの半錠から増やしていない)
結構この気持ちの変化が私的にはとても重要だと思っている
最近涼しくなってきて湿度が下がり、調子が良い日も増えた
以前よりできることが格段に増えたため自信もついてくる
確実に良い方向に向かっているな、と感じることができる今日この頃である
今日の一枚
ネギを持つ娘