自分が安心できるものを見つける
まず、パニック障害になると多くの人は外出時に不安を感じると思う
それが、電車の中だったり、映画館だったり、場所は様々だが不安感を感じそれがピークに達すると過呼吸などの発作を起こす
私の場合、意識がなくなる発作は経験していないが、電車内での発汗・動悸・息切れなどの症状だけでも、次また同じようになったら・・と不安になってしまう
担当医には、「自分が落ち着くものを見つけて持ち歩きましょう」と言われた
落ち着くもの・・なんだろう
最初のころはアロマオイルをマスクにたらして外出したりしたが、全く効果なし
むしろマスクをしていることで余計に息苦しく感じた
次の診察時に、そのことを話すと「冷たい水を飲むと落ち着くという人が多い」と言われた
実際、外出時に不安を感じたとき試してみたのだが、冷たい水を飲むと少し落ち着く
そこから私は常に冷たい水を持ち歩くようになった
今まで体を冷やすのが嫌で常温水しか飲まなかったため、少し抵抗はあったが、今は冷たい水を持っていないと不安になる
冷たい水以外で私的に落ち着くものが、ガムだ
担当医にガムも有酸素運動だからね、と言われたことを思い出し噛んでみると結構落ち着く
ガムが売れないこの時代に、貢献しているといっていいほどガムを噛むようになった笑
頓服・水・ガムはいつでもお守りのように持ち歩くことが日課になった
水を忘れた
ある日近所のコンビニに行くのに水を持たないで出た
近くだし、自販機で買えばいいや、と軽く考え外に出たが、しばらくすると自販機が近くにないことに気づいてドキドキ
ようやくコンビニについて、レジ待ちをしていると、例のマイナス思考連鎖に陥った
ここでもし発作が起きたら?
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大丈夫、頓服持っているし
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水は?持ってないけど今買えばいいや
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レジ待ちの列がなかなか進まず、ここで飲んだら買ってもないのにまずいよね?万引きと一緒だ
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不安が強くなり、やばいな、と思い電話を手に取り主人に電話しかけた
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一旦思考を落ち着かせ、どこに自販機があるか思い出し、「すぐ近くにあるから大丈夫」と自分にいいきかせることで落ち着けた
今はまだやはり、水・ガム・頓服はもっていないとだめだな、という感じだが、少しパニックになった時に自分の中で思考をコントロールできるようになったのは成長だと思う
マイナス思考連鎖を止めるためにできること
先ほどの水の例だけではなく、一度パニック障害を発症するとどんな些細なことでも不安につながりやすくなる
水など安心できるものを持ち歩くのはもちろんおすすめだが、他に不安につながるようなことを自分で考え準備をする、という事もとても大切である
私の場合でいうと、外出時は基本ボトムはサイズ調節しやすいものにし、トップスやインナーも脱ぎ着しやすいものにしている
少し気分が悪くなった時、スカートのファスナーをゆるめるだけでも楽になる
全部ゴムだったりすると脱ぐしか方法がないため、「脱げない!」と思うとパニックを起こしやすくなる
また、電車に乗る際は、非常用トイレとビニール袋も持っていく
これもまた、「人身事故でとまったらどうしよう→トイレがない!」というマイナス思考にならなくてすむ
わざとパニック発作を起こし、それが落ち着くのを脳に覚えさせ徐々に慣れさせるという治療方法もあるみたいだが、私はどちらかといえば、安心材料を持ち歩き、徐々に減らしていくという方法のほうがストレスは少ないかなと思う
今日の一枚
今日も電車トレーニングして池袋でランチ