パニック障害を発症した今、あれは前兆だったんだな、というものをいくつか思い出した
その時はこれは何なんだろう・・といったくらいで深くは考えなかった
まぁその時色々調べたりして、対処していればこうはなってなかったかも、という後悔は少しあるがまぁ今更仕方がない
異変①
私はもとから少し閉所恐怖症があった
飛行機嫌いだし、エレベーターも好きではない
でも旅行も飛行機で何度か行っているし、エレベーターも普通に乗る、通学・通勤も混んでいても普通にできていた
それが最初に変わったきっかけが3.11だ
その時は電車通勤をしていたが、3.11以降電車は間引き運転や急行などの運休などの関係で、今までよりかなり混むようになった
電車内はパンパンでどうにか入口付近に入れたものの、次の駅に着いた時に異変が現れた
少し線路がカーブしている駅だったために、電車の中にいる人の重心が一気にホーム側ドアに集中する
駅についてドアが開くから一旦降りよう、と思っているのにドアが開かない!!
人の重さでドアが開かないのだ
他のドアは開いているのにここだけ開かないなんて・・もしかしたら気づかれずにこのまま出発!??
そう思った瞬間一気に冷や汗が出てきて心拍数があがる
もう無理・・と思った瞬間扉が開いた
私はもうこの電車には乗れない、と思って一旦降り、少し離れている駅まで歩いて空いている電車でいくことにした
そしてそれが何日間か続いた
ようやく電車の運行状況が落ち着くと、私も今まで通りに戻り何事もなかったように通勤した
異変②
社会人生活も何年か過ぎ、結婚・妊娠
妊娠中も仕事があるため産休に入るまで通勤した
その時住んでいたところから職場まで行くのにはそこまで混雑していなくて、座れることもあった
あるとき通勤で座っていると急に息苦しさを感じた
「妊娠していてお腹が大きくなってきたからかな」とそこまで深くは考えなかった
妊娠中はそのような息苦しさがちょこちょこあった
異変③
長男を出産し、初めての育児に奮闘
休日に家族で近くの遊園地に行ったりすることが増えた
息子と一緒に乗り物に乗る時、なんだかわからないけど胸がざわざわ・・
あんなに昔は絶叫系大好きな私なのに、全然わくわく感がない
むしろシートベルトとかされると息苦しささえ感じる
ただこの時もパニック障害のことなんて頭になかったので、疲れてるのか、くらいにしか思わなかった
異変③
そうこうしているうちに、3歳差の長女を妊娠・出産
妊娠中もやはり乗り物でのざわざわ感がたまにあった
出産して長女の育休中、家族で夏祭りに出かけた
2年前の8月頃だったような・・
夕方座りながら盆踊りをみていると、急に胸が「ズキン」と痛んだ
ん?なんだこれは?
まぁしばらくしたらおさまるだろう
しかし、おさまることはなく少しずつ痛みが増していった
夜8時くらいに帰宅して、子供たちの寝かしつけに入る
長女を横で寝かしつけている時、体の体勢を変えるだけでも痛むようになった
「う~~~~~」とうなりたくなるほど
主人を呼び、救急車を呼ぼうかという話になったが、近くに母がいるので車で病院まで送ってもらうことにした
血液検査、心電図など色々検査したが異常はなし
医者も「多分神経痛ではないですかね~?」と
その日はロキソニンを飲んで痛みはどうにか落ち着いた
それ以降ひどい胸痛はでることはなかった
ただ、その8か月後にパニック障害になる
異変④
長女を出産後、夜中長女が泣いているような幻聴が聞こえるようになり、一週間くらい続けてほとんど寝れない日が続いた
最後のほうには、苦しすぎて泣いてしまい過呼吸みたいになってしまった
この時は、娘と私が鍼灸に行くことで落ち着いたが、明らかに自分が自分じゃないみたいで怖かった
今回パニック障害になって、これらの異変が全てタンパク質不足・貧血からきてるものだったんだな、と改めて感じた
その時は、何だろうこれは?くらいにしか思っていなかったが、体の異変にはやはり理由があるのだ
もし私と同じ症状や、あれ?と思うようなことがあれば、きちんと調べることをおすすめする
パニック障害の難しいところは、病院などに行って検査しても異常なし、といわれることがほとんどで、医者も知識がない
そして、パニック障害に気づかないままどんどん悪化してしまう人も多い
胸が苦しかったり、となると内科などに行きがちだ
もちろん検査するのは良いことだが、それ以外に心療内科に行くということも忘れないでほしい