過度な謙遜によって子供が自信を持てなくなる

過度な謙遜によって子供が自信を持てなくなる

謙遜する日本人

謙遜とは、自分がへりくだったいい方をしたり、控えめな態度をのことをいう

日本人はこの「謙遜」する人がかなり多いと思う

「これすごい素敵ね」「いやいやとんでもない、安物なんですよ~」

「すごいいいできだね」「いやいや、自分なんてまだまだ未熟ですよ」

褒められても素直にありがとうと言わず、へりくだった言い方をする

私的には別にこれが悪い文化だとは思わないが、過度な謙遜はどうなのかな、と思う出来事があった

過度な謙遜は子供の自信をなくさせる

最近友人家族と食事する機会があった

私達家族、友人家族、そして友人のお母様、弟もいた(主人と同業種のため)

そのお母様は、会社を経営されているのだが、ちょいちょい自分の息子の出来が悪いような事を主人に話していた

主人「でもすごいですよね~お仕事自分でされてて、将来は息子さんもいるし安心ですね」

お母様「いやいや、うちの息子なんて全然だめですよ」

みたいな感じだ

お母様からしたら謙遜していっているのかもしれない

でもその場に、息子さんもいたし、聞いている私達もそこまで言わなくてもいいんじゃないかな?と思った

そりゃ親子の関係性には私にはわからないが、でもそういう言い方をすることによって、子供は自分に自信を持つことができなくなる、と私は思う

実際に私の父も親戚の集まりなどで、私達姉妹の話をふられたら必ずといっていいほど、「うちの娘達は全然だめ」という言い方をする

そんなの謙遜なんだからいいんじゃない?と思う人もいるかもしれない

でも、外でそういう言い方をする人は、家でも子供の自信をなくすような行動を多くとっている人が多い

実際私も、幼少期から自信が持てるような育て方をしてくれれば、大人になって謙遜なのかな~と思うかもしれないが、私は正直自分に自信が全くないのでそうは思えない

自信がもてないと自己肯定することができなくなる

私はパニック障害になって、あらためて自分はどういう人間なのかを考えてみた

人間忙しいと自分のことなんか後回しで、ゆっくり考える暇もないのでちょうどいい機会だった

考えた結果、私には自信がなく、自己肯定感が低いことがわった

常に私の周りの人はキラキラ輝いて見えて、もっと頑張らないと!という風に思う

自己肯定できないと、何をしても満足感が得られない

この年になると褒められることもないので余計によくできたのかもわからなくなる(まぁ幼少期も褒められた記憶はないが・・)

そうするうちにどんどん自分を犠牲にして、心身ともに壊れていくのだ

パニック障害やうつの人は自己肯定感が低い人がとても多い気がする

原因は幼少期の家庭環境だけではないと思うが、かなり親の育て方が大きく影響していると思われる

お金に恵まれてるから自己肯定感が高くなるわけではない

貧乏だから心も貧しくなる、そんなことはない

保育園関係のママ友で、パニック障害発症した後話した時に、その人に言われた

「○○ってさ~、自分に自信ないっしょ?自己肯定感が低いとそうなりやすいと思うよ」って

いきなりグサッと心に何かが刺さった感じがした

と同時に、私には自信がなかったのか、と思う事も出来た

その友人は、高校生の時に両親がいきなり離婚、母親に育てられた

高校時代は荒れに荒れ、家も貧しく苦しかった

でもそこを乗り越えられたのは、自分はできるんだ!という自信があったし、親に愛されているという実感があったから

幼少期の話を聞くと、両親はすごく愛情をもって育ててくれたと

○○は良くできる子だ!とお父さんによくいわれたそう

なるほどな、自信を持つことって大事なんだなと思った

そして私も子供達が自信を持てるような子育てしていこうと心に誓った

自己肯定をしていこう

私が思うに、幼少期の家庭環境が大きく影響していて自己肯定感が低くなってしまった人は、今は元気でもこの先何かをきっかけに心を病んでしまう可能性が高い

でも今更自信持てるようになるのか?自己肯定感ってどうすればあがるのか?

そこが一番難しい

どんな小さなことでもいい、まず自分の事を一個褒めてみる

仕事がスムーズにいった、料理がおいしくできた、ブログが書けた・・なんでもいい

そして次に自分へのご褒美を用意する

頑張ったからおいしいもの食べよう、ブランド物買おう、エステ行こう・・

これをしてもまだまだ自己肯定感が低いという人は、他人の力を借りるというのもありだと思う(ネット上ではなくて自分が接する中で)

友人だったり、心理士とのカウンセリングだったり

 

誰かに褒めてもらうと自信につながりやすい

大人になると褒められることってまずないんだよな・・

私も実際、心理士の知人に言われた一言が今でも心に強く残っている

「子供を二人も産んで仕事をするって当たり前じゃないのよ?それってすごいことなのよ!自分で褒めてあげなきゃ!」

この言葉があって私ちゃんとできてたんだ、と思えた

言葉の力って良くも悪くもすごい力があると思う

マイナスなことを言えば言うほどマイナス思考になりやすい

それの逆で物事をプラスにとらえれば、プラス思考になりやすくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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